教育文化事業/朗読「ことば大好き」
はじめに
2002年9月28日に「口と耳で日本語を楽しもう」と言うコンセプトのもと、熊谷市文化センター文化会館で朗読イベントを開催しました。子供から老人まで朗読に興味を持ち、自ら朗読する楽しみや、朗読を聞く楽しみを味わってもらえたらとの想いからでした。その年の12月に「ことば大好き」と言う朗読サークルが発足したのです。
時期的にも丁度「朗読」「音読」が取り沙汰されていました。声を出すことによって脳の活性化に繋がり、認知症予防効果もある等、色々な効用をもたらすと言う発表もありました。また凶悪事件の低年齢化と言う問題もあり、多様な世の中の変化に「人とのふれあい」「ことばの大切さ」が重要視されてきた訳です。老若男女を問わず、様々な方々のコミュニティー作りのきっかけになればと、「ことば大好」はそんな想いで船出したのでした。
初めはほんの2~3人位で、友達に頼みこんで来てもらったと言うスタートでした。
2007年7月から熊谷市の「くまがや館」のカルチャースクールの中に「ことば大好き」がはいりました。現在3クラスがそれぞれ月2回のレッスンをしています。
その他に羽生、深谷にも会場が出来、現在5会場、30名ほどの会員が月に2回、朗読を楽しみ、会員同士の親睦を深めています。
「読み聞かせ」のグループに入って活動している方。「孫に本を読んであげている」と言う方。「老人ホームで朗読している」と言う方。「視覚障害の方にテープの吹き込みをしている」と言う方。また「あまり読書をしていなかったので、色々な本が読めて楽しい」と言う方。「とにかく朗読が楽しい。好きだ」と言う方。
皆さんが様々な立場でこの「ことば大好き」を利用しています。
今までの主な活動として
「ことば大好き」結成6ヶ月頃から、小さな朗読会を年に1回位のペースで開いてきました。レストランや結婚式場等で、五行歌の朗読でした。
2005年終戦後60年の年に、「熊谷戦災の記録」と言う市民が書いた戦災の記録を題材に、公民館のホールを借りて「朗読会」をしました。
「学びあい支えあい」地域活性化推進事業の一環で「朗読コンサート」に参加しました。実行委員会を立ち上げ、個人並びに多くの団体で構成された文字通り「様々な方々のコミュニティー作り」への参加でした。
■2008年2月 第1回 熊谷市文化センター文化会館(500名満席)
■2009年1月 第2回 熊谷市文化創造館さくらめいと(800名満席)
■2010年3月 第3回 県立熊谷会館(1100名満席)
人とのふれあいエピソードの「朗読コンサート」
2007年度、文部科学省の委託事業、「学びあい支えあい」地域活性化推進事業の一環として埼玉県で認可されて開催されました。
一般公募された何気ない日常のエピソードをまとめた小冊子から、20点ほどを音楽の伴奏で朗読するというコンサートです。
生活感溢れる一話一話を音楽に乗せての朗読に、何かしらホッとしたり、共感したり、涙したりと人間としての優しさや心の温もりを感じて頂けたコンサートでした。
第1回 2008年2月23日 熊谷市立文化センター文化会館
第2回 2009年1月31日 熊谷文化創造館さくらめいと太陽のホール
第3回 2010年3月22日 埼玉県立熊谷会館
特に第3回は、エピソードの朗読の他に「王様の耳はロバの耳」を上演。オペラに朗読を取り入れた新しい試みに挑戦いたしました。
「王様の耳はロバの耳」出演者
原田勇雅(はらだゆうや) バリトン
東京芸術大学卒業。同大学院修了。
文部科学省委託事業。文化庁舞台芸術の魅力発見事業等で主演。新作初演、学校公演、史跡公演、合唱指揮、ナレーション、朗読等幅広く活動。
プロデューサーとして、「熊谷ミュージックコレクション」「朗読コンサート」「オペラワークショップ」「夏休みスーパーコンサート」、熊谷初の自主制作オペラ公演《こうもり》等を監督、後進の育成等に尽力。
第41回イタアリア声楽コンコルソ優勝(シェナ大賞)受賞。
IVAI(ニューヨーク)主催によるオペラ研修オーディションに合格。
声楽を大澤壮吉氏、高橋大海氏、渡邊明氏に、楽曲分析を小田嶋礼子氏、青島広志氏に師事。
さいとうあつこ 朗読
平成14年、口と耳で日本語を楽しもうというコンセプトで、朗読「ことば大好き」を立ち上げる。活動は、朗読を通して会員自身の向上や生涯学習を目指し、朗読を聞く機会や、朗読する人達を増やし、コミュニケーション作りへの協力を目的とする。
これまで、銀座「博品館」劇場、内幸町ホール、サントリーホール(ブルーローズ)、三鷹芸術文化センター、目黒パーシモンホール。又名古屋、千葉県柏、横浜みなとみらい、熊本などの地方公演と様々な場所での朗読会に参加。
朗読を、児玉朗氏、由布木一平氏、石原広子氏、南祐輔氏(俳優)、山田吾一氏(俳優)、成瀬芳一氏(新派演出家)、ふじたあさや氏、矢島正明氏に師事。現在は小林裕氏、栗原宏氏、里見京子氏に師事。
山田香 作曲家
東京芸術大学音楽学部作曲科を経て同大学院修了。
現在国立音楽大学非常勤講師。東京大学教育学部付属中等教育学校非常勤講師。
東京芸術大学音響研究室教育研究助手。日本電子音楽協会正会員。
小山里巴 ピアノ
桐朋学園大学卒業。
第5回埼玉ピアノコンクールC部門銀賞。1998年PTNAピアノコンペティション東日本デュオ本選会優秀賞。2004年プラハ、2006年ライプツィヒにて、Euro MusicFestival
に参加し、Martin Hughes氏に師事する。TIAA伴奏ピアニストオーディション合格。
現在、自宅でピアノ教室を開くほか、合唱団や声楽の伴奏など、幅広く活動している。
これまでに、辻晴美氏、佐藤俊氏、三上桂子氏、山下通子氏に師事。
竹内弦 ヴァイオリン
東京都立芸術高等学校を経て東京芸術大学を卒業。同大学院音楽研究科修士課程修了。2003年~2006年原村室内楽セミナーに参加、緑の風奨励賞受賞。2006年~2007年、シモン・ゴールドベルク・メモリアルセミナーに参加。芸大ラヴェル・プロジェクト、芸大室内楽定期演奏会などに出演。これまでに、藤野妙子氏、服部芳子氏、原谷百代氏、岡山潔氏、松原勝也氏に師事。
川上裕司 ヴァイオリン
東京芸術大学音楽学部器楽科を経て、同大学院修士課程(室内楽専攻)を終了。在学中には東京芸術大学バッハ・カンタータ・クラブに所属し、小林道夫氏の指導を受ける。現在はソロや室内楽の他、オーケストラへの客演など幅広い活動を行っている。これまでに、今岡康代氏、十川真弓氏、光永俊彦氏、佐久間礼子氏、松原勝也氏、岡山潔氏に師事。
小林奈那子 チェロ
慶應義塾大学文学部ドイツ文学専攻を経て東京芸術大学大学院古楽科に入学。2005年より2年間、ハンガリー国立リスト音楽院に留学。2006年、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭にてアンナー・ビルスマ氏のマスタークラスを受講。東京芸術大学在学中は、バッハ・カンタータ・クラブに所属し、小林道夫氏の指導のもと、数々の演奏会で氏と共演する。オリジナル楽器やモダン楽器を問わす、幅広い演奏活動を行っている。東京ジュニアオーケストラソサエティ準講師。
河村泉 ヴィオラ
東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。パシフィック・ミュージック・フェスティバル‘07オーケストラ・アカデミー修了。チェルボ国際夏期講習会’07~’09において、ジャン・シュレム氏のマスタークラスを修了。現在オーケストラや室内楽等を中心に活動中。
大野かおる氏、小野富士氏に師事。





